JALでのお楽しみといえば、日本語の機内放送が充実していることである。JALならではということでよく聴いてるのは落語、漫才、浪曲などの演芸チャンネル(笑) 安心して聴けるというか寝る時もずっと付けっ放しで拝聴している次第だ。日航寄席を毎月開きその模様を流している。
これまで聞いた中でも最高だったのはパリからの帰国便で聞いた「浅草キッド」の漫才。普段テレビでは司会やトークがメインであり、漫才は見たことなかったが、やっぱり放送できないネタが多かったからなんでしょうか?機内放送で初めて彼らの漫才を聴いた訳だが、とにかく爆笑(をこらえ)で3回聴いたけど3回とも笑える位のネタであった。
次によく観るのが「トリビアの泉」。日本にいるときもテレビでは殆ど観て無かったが、トリビアネタもそこそこ笑わせてくれるが、タモリの突っ込みを楽しみに観ている。
さて、今回日本行きの便で見たのは「スーパーマンリターンズ」。評判が良さそうなので期待して観ていたのだが、夜行便ということで1時間くらいであえなく撃沈。機会があればまた続きをぜひ見たい。最近はボリウッド映画ばかり観ているからか、序盤の5-10分に大きな展開が無いと、妙にタルイ印象を受けている自分にビックリ。
インド行きは月も12月にあらたまり新しいラインナップ。マイフェイバリット監督であるオリバーストーン監督の「WTC」をチョイス。9/11で世界貿易センターに救助に向かい、生き埋めになった消防員の物語。同監督の持ち味であるリアルな描写が逆に痛々しくて、この映画も途中でギブアップ。機内で観てると生死に関わる内容、災害モノは不安になって気分がDOWNになりますよね。
「WTC」の後は、機内はお気楽な映画が一番ということで今更ながら「私をスキーに連れてって」を鑑賞。これは全編観ました。内容は説明するまでも無いと思うが、文句無しに楽しめる映画であった。1987年公開という事でバブル前夜の雰囲気がヒシヒシと伝わってくる。公開当時はノリが軽すぎると敬遠して観てませんでした。同時代を過ごした筆者にとって、当時の髪型・ファッションを見ることは懐かしいというより、むしろ恥かしいというか、今では痛い!! 当たり前のことであるが一番驚いたのは当時は携帯も無く、ダイヤル式の公衆電話で会話していたこと。出演者も久々に見た鳥越マリ!、故沖田浩之など涙無し?には観れない。ちなみに筆者は主演女優の原田知世はデビュー以来のファンであるが、いつもながらの良い味を出してました。