バラナシから帰って1週間。家ではやたらと、ボリウッド映画のサントラばかり聴いている。妻が日本に帰国していてサントラのCDがかかっていない(笑)というのもあるが、なんかインドっぽいメロディが無性に聴きたくなっている。これも聖地巡礼のおかげであろうか(笑)
今日は久しぶりの平日の休日だったので、妻に勧められていた映画Chak De IndiaをPVR SAKETで鑑賞。国威発揚映画のためか、料金はTAX FREEで通常Rs150のところ、Rs131であった。
物語は、シャールクカーン率いるインド女子ホッケーチームが、ぶつかりながらも成長してゆき、最後はワールドカップの大舞台で優勝するという話し。ストーリーはシンプルであるゆえに、何も難しいことは考えずに最後まで観ることができた。
素晴らしかったのは、試合の臨場感もさることながら、あの一体感!!女子代表の一体感に魅せられ、映画の観客も一体となって応援していた。インド人じゃなくても、大感動アンド涙。前半だけでも2回ほろっと来た。そして最後W杯で優勝するシーンは、シャールクカーン監督じゃなくても泣けましたよ。
各州代表という顔立ちも言葉もバラバラの女子選手たち。それぞれのキャラ立ちが上手くミックスされていた。上の写真は怖い顔をしているが、オフでは女子らしくチャーミングな一面も有り。
試合の場面は、まるでドキュメンタリーを観ているよう。ドキュメンタリーと違ってベストのアングル、シーン、演出が出来るのが映画の良いところ。とにかく女子選手達の表情が良かった。演技を感じさせない自然な演技。実際は演技を超えてたんじゃないかと思わせる程。
シャールクカーン位しか大物が出演していないけれど、大物俳優に頼らなくとも素晴らしい大ヒット映画は作れるという良い見本。
男優・女優の層の厚さ、感動するコンテンツを作る製作スタッフ、何よりそれを楽しみにして支えている観客。すぐに消える駄作も多いのであろうが、次から次に大ヒット作を作れる実力は凄い。さすが映画大国インド。
おすすめ度=☆☆☆☆☆